21.駄目人間の商標登録


世の中には、さまざまな面白い商標が登録されています。

例えば、「駄目人間」という商標が登録されています(第4961794号)。
指定商品は【第16類】の文房具類となっています。

「駄目人間」といえば、太宰治の『人間失格』を思い浮かべますが、
このような本の題号は、題名としては商標登録することができません。

商標とは、業としてその商品を生産し、証明し、譲渡する者がその商品に使用するもの、または、業として役務を提供し、証明する者がその役務に使用するものであって、文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合のことをいいます。また商品とは、独立して商取引の対象となるものであって、主に動産をいいます。役務とは、他人のためにする労務または便益であって、独立して商取引の目的たりうべきものをいいます。

本の題名は、商品にも役務にも該当せず、商標的使用態様とはいえないので、商標登録することができません。

ただし雑誌や新聞などの題号であれば、印刷物を指定商品として登録することが可能です。

例えば、株式会社文「芸」春秋は「週刊文春」について商標登録しています(第496096号)。指定商品は、【第16類】の「新聞,雑誌」となっています。その他にも株式会社集英社は、女性向けファッション雑誌「non.no」について、指定商品を「映写フィルム,スライドフィルム,スライドフィルム用マウント,録画済みビデオディスク及びビデオテープ,印刷物,書画,写真,写真立て」として商標登録を行っています(第1057383号)。


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